質屋でお金を借りる際の仕組み&注意点&金利を完全まとめ!【質入れして即金を手に入れる方法】

質屋でお金を借りる

質屋はお金を借りる手段として、いまだに根強い需要があるようです。昔ながらの質屋は街中からだいぶ姿を消しましたが、その代わり全国にチェーン展開する質屋が増えたのも、需要がある証拠でしょう。しかし、質屋がどのようなシステムなのか理解している人は、少ないかもしれません。質屋を利用してみたいけれども、システムがよくわからないので、躊躇している人もいるでしょう。

そこでこの記事では質屋でお金を借りる仕組みや流れ、メリットや注意点などを紹介します。この記事を読んでいただければ、質屋のシステムや全体像はほぼ把握できるはずです。質屋の利用を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

目次

質屋でお金を借りる仕組みとは?

多くの人にとって、質屋は日常的に利用する店ではないでしょう。店内でどのようなやりとりが行われているのかわからない、ミステリアスな存在に映るかもしれません。

しかし、質屋でお金を借りるシステムは、とてもシンプルなので、誰でも簡単に利用できるはずです。ここからは質屋でお金を借りる際の流れや借りられる金額の目安など、質屋でお金を借りる仕組み全般について解説しましょう。

質屋でお金を借りる際の流れ

質屋でお金を借りる際の流れは、以下の通りです。

  • 質屋に物品を預ける
  • 身分証明書を提出する
  • 物品の査定を受ける
  • 現金と質札を受け取る

①と③は説明不要でしょうから、②と④について説明します。

質屋は古物商として、古物営業法に則り営業しなければなりません。古物営業法には、物品を買い取る時には顧客に対して、本人確認をするよう義務付けています。つまり、質屋は顧客の本人確認をしなければ、法律違反になってしまうのです。質屋でお金を借りる最終段階として、査定の金額に納得できれば、契約成立。現金と質札を受け取ります。質札とは質屋が発行する、質入れした品物の「預り証」です。質屋における、「取引証明書」「商品引換証」と言ってもよいかもしれません。

質札は完済後、預けた物品を返却してもらうとき必要になります。紛失などによる再発行には原則として応じてくれないので、大切に保管しなければなりません。

質屋に預けられる物はスマホからブランドバッグまで様々

質屋に預けられる物は、スマホからブランドバッグまで様々です。

  • 装飾品やアクセサリー(腕時計・指輪・ネックレスなど)
  • 家電製品(テレビやパソコンなど)

取引物品としては、上記が主流でしょう。最近では、車やバイクを預かってくれる質屋もあるようです。

スマホも質屋に預けられます。その相場は、2~5万円程度。ただし、契約中のスマホを質入れするのは、違法です。「携帯電話不正利用防止法」に問われる可能性があります。契約解除後でなければ、スマホは質入れできません。

もう1点。契約中のスマホを質屋に入れ、その後の支払いを滞納すると、携帯会社から契約を強制解除されるだけでなく、端末自体がsimカードを変えても使えなくなるのです。このように、端末自体が使えなくなったスマホを、通称「赤ロム」と呼びます。

赤ロム端末は違法端末として扱われるので、その売買は違法物品の売買に該当し、刑罰の量刑が重くなる可能性まであるのです。スマホは契約解除した後に、「完全(純粋)な中古品」としてから質入れしてください。

古すぎる物やノーブランドの商品は質入れを断られる

質屋になら、何でも預けられるわけではありません。

  • ペット
  • 食品
  • 電子マネー

例えばこのような物品は、質屋に持って行っても質入れを断られます。「ノーブランド商品」や「古すぎる物品(バージョンが古すぎる家電製品など)」も、質入れを断られるでしょう。

  • 取引において法律上の権利が複雑に絡む物品(例:電子マネー)
  • 高額取引が期待できない物品(例:バージョン落ちのパソコン)

以上どちらかに当てはまる物品は、質入れを断られると考えても差し支えありません。例えばバージョン落ちした古いパソコンをどうしてもお金に換えたければ、リサイクルショップに持ち込むとよいでしょう。ただし、ジャンク品にかなり近い扱いを受けるでしょうから、査定価格には期待できません。

いくらまでお金を借りられる?質入れする物品が高額であれば借入金額も高くなる

質屋で借りられるお金に、理論上は上限がありません。質屋の営業においては法律により、利息には上限がありますが、貸付額には上限がないからです。ただし現実には、100万円程度がひとつの目安ラインになるでしょう。

質入れする物品に査定担当者が値打ちを見出せば、100万円を超えるお金も借りられます。あくまで一般論ではありますが、高額査定が期待できる物品を、ランキング形式で以下にまとめました。

高額査定期待度物品例
最高ランクダイヤモンド・プラチナ・パール
高ランクその他貴金属類全般
中ランクブランド品
まあまあランク家電全般

普遍的な価値を有する貴金属類の方が、流行に左右されやすいブランド品などよりも、高額査定に期待が持てるとされます。同じ貴金属類でも、ジュエリーブランド品の方が、より高額査定に期待できるでしょう。家電は全般的に、高額査定をあまり期待できません。

もう1点。査定において物品の状態は、査定額に大きな影響を及ぼします。貴金属の場合、鑑定書のあるなしでも査定額は大きく変動するでしょう。状態によっては、貴金属よりも高値が付くブランド品も、多々あるはずです。

上記ランキングの下位に位置する物品だからといって、必ずしも高額査定がまったく期待できないわけではありません。ケースバイケース、預け入れた物品によりけりなのです。

質屋でお金を借りる最大の魅力は審査がないこと!

質屋でお金を借りる最大の魅力は、審査がないことでしょう。消費者金融や銀行カードローンとの、最大の違いと言えるかもしれません。持ち込んだ物品に価値があれば、その日の内にお金を借りられます。お金を借りても返済の義務がなく、消費者金融や銀行とは一味違うイレギュラーな対応をしてくれるケースがあるのも、質屋の魅力かもしれません。

質屋なら3~5万円が即日中に手に入る

質屋なら3~5万円が、数十分~1時間程度で手に入ります。お金を借りる方法はいくつかありますが、質屋はかなりスピーディーな方に分類されるでしょう。ただし、高額融資になると質屋がお金を準備できるまで、多少時間がかかるかもしれません。

返済の義務がないので催促&取り立てはない

物品を担保にお金を借りただけなので、質屋からお金を借りても返済の義務がありません。催促や取り立てもありません。質屋からお金を借りても、借金特有のプレッシャーが少ないはずです。

ただし、返済できないと担保に入れた物品は、没収されます。物品に特別な思い入れがある場合などは、返済に対する心理的なプレッシャーはあるでしょう。

店員と顔なじみになれば返済期限を待ってくれることもある

街中で昔ながらの経営を続ける質屋では、非常にレアなケースではありますが、質屋の店員と顔なじみになると、返済期限を待ってくれることがあるかもしれません。

査定をはじめとした質屋の営業は、いわば担当者の主観で行われます。付き合いが長く信頼できる顧客と判断されれば、返済期限に多少の手心が加わることはあるでしょう。返済期限に完済できなくとも、利息を払えば質流れを待ってもらえるケースもあるようです。

ただし、このようなモラトリアム(猶予)対応を、一切受け付けない質屋の方が現在では主流。あくまで質屋の店主や担当者の、主観的な判断に依るところが大きいので、期限までに完済した方が無難でしょう。

質屋でお金を借りたい際の注意点

質屋は使い方によってはとても便利ですが、気をつけなければならない注意点もあります。特に、質屋でお金を借りたいと考える人は、「質流れ」と「偽装質屋」には気をつけてください。

返済できなければ質屋に預けた物が質流れになる

質流れとは、期限までにお金を返済できなかったため、質入れした物品の所有権が質屋に移ることを指します。一度質流れしてしまうと、質屋の流通経路に物品が流れてしまうので、手元に物品を取り戻すのはほぼ不可能です

貴金属やブランド品は、物品としての金銭的な価値以上に、思い入れの深いケースが多々あるはずです。手放したくない物品を質入れする際には、早急かつ確実な返済を心がけましょう。

悪質な偽装質屋も存在するので要注意

近年、年金受給者を主なターゲットとした「偽装質屋」が、ニュースを騒がせています。偽装質屋とは、顧客から担保価値のない物品を引き取り、実際には年金を担保に、高利でお金を貸す違法業者です。「質草(預け入れる物品)は何でもOK!」というキャッチコピーが、偽装質屋の典型的な「だまし文句」。

公的年金を受給する口座から、利息の引き落としをさせるのが手口で、高齢者の被害が急増しています。口座から年金が強制的に業者へ引き落とされるので年金が手元に残らず、いつまで経っても借金が減らないのです。

偽装質屋は、闇金の一種と考えて差し支えありません。中には、質屋の営業許可を取りながら、実際には偽装質屋だったという、非常に悪質なケースもあるようです。偽装質屋から一度でもお金を借りると抜けるのが難しくなるので、絶対に利用しないでください。

質屋でお金を借りる際の利息は108%!消費者金融の10倍!

質屋は質屋営業法にもとづき営業しています。質屋営業法では、金利上限を年率108%までと定めていますが、この年率は消費者金融の約10倍に相当する、超高金利なのです。質屋の金利は月利で計算しますが、年率108%は月利換算で9%に相当します。

月利9%とは、10万円を借りると1ヶ月後には、利息が9,000円になるということです。質屋からお金を借りると、かなり猛烈なスピードで利息が膨らむことが、容易に想像できるのではないでしょうか。

ただし、質屋は法律の範囲内なら店独自のルールで営業が可能なため、店によって金利に多少のバラつきがあります。一般的には、月利換算で5%前後に設定されている店が多いようです。

10万円を借りた際の利息比較

質屋・消費者金融・銀行カードローンから、それぞれ10万円借りた場合の利息を比較してみましょう。質屋の返済期間は最大3ヶ月なので、返済期間を1~3ヶ月に区切って比べます。

なお、それぞれについては一般的な金利である、「質屋(月利5%=年率60%)」「消費者金融(年率18%)」「銀行カードローン(年率15%)」として計算しましょう。

質屋(月利5%)消費者金融(年率18%)差額
1ヶ月後5,000円1,479円3,521円
2ヶ月後1万円2,958円7,042円
3ヶ月後1万5,000円4,437円1万563円
質屋(月利5%)銀行カードローン(年率15%)差額
1ヶ月後5,000円1,232円3,768円
2ヶ月後1万円2,465円7,535円
3ヶ月後1万5,000円3,696円1万1,304円

返済期間が短いので、利息の膨らみ方には大差がないように見えるかもしれません。それでも、質屋でお金を借りると3ヶ月後には、消費者金融や銀行カードローンでお金を借りるよりも、1万円以上余計に返済しなければならないことがわかります

質屋は日割り計算ができないので早くお金を返しても1ヶ月分の利息がつく

質屋の返済においては、返済金額が1ヶ月単位で計算されます。消費者金融のように、日割計算には対応してくれません。借り入れた翌日に返済しても、29日後に返済しても、返済金額は同じです。

とはいえ、質屋からお金を借りたら、早めに返済するのに越したことはないでしょう。利息の膨らむスピードが速いからです。締日を1日またいだだけで、返済金額が大幅に増えますから、ちょっとした油断や物忘れが、負担の大幅増につながりかねません。

質屋の返済金は月割計算なのだと割り切って、お金が用意できた段階で即時、できれば全額返済するのがベストでしょう。

今日中にお金を借りたいなら利息30日無料の消費者金融がおすすめ!

今日中にお金を借りたいのなら、質屋と同様に即日融資にも対応してくれる、消費者金融をおすすめします。消費者金融の金利は質屋に比べて圧倒的に低い上に、30日間無利息キャンペーンを実施する会社が多いからです。

銀行カードローンでお金を借りると金利は低く済みますが、無利息キャンペーンがない上に、消費者金融や質屋のように、即日融資に対応してくれないのが難点。今日中にお金を借りたい人には、銀行カードローンは不向きなのです。

消費者金融大手5社カードローンの基本スペックを、一覧にして比較しましょう。

アコムアイフルプロミスSMBCモビットレイクALSA
対象年齢18歳以上20~69歳18~69歳20~69歳20~70歳
金利(%)3.0~18.03.0~18.04.5~17.83.0~18.04.5~18.0
利用限度額1~800万円800万円500万円1~800万円1~500万円
審査時間(最短)30分25分30分30分60分
無利息期間30日間30日間30日間なし60or180日間から選択可

いずれの会社も、1時間もあれば審査結果がわかります。審査スピードの速さにおいて、消費者金融の右に出る貸金業者は、存在しないかもしれません。急ぎでお金を借りたい人にとって審査スピードの速さは、最重要項目ではないでしょうか。

ご覧の通り、各社の基本スペックに大差はありませんが、レイクALSAの無利息期間の長さは注目に値するはずです。レイクALSAからお金を借りると、条件により日数は変動しますが、最低でも60日間(他社の2倍の期間)は、借りたお金に利息が付きません。

もう1点。SMBCモビット以外は全社共通で、30日の無利息期間が付きます。お金を借りても1ヶ月以内に全額返済すれば、利息の負担はゼロということ。例えば、5万円程度の少額を借りて一度に全額返済できれば、元本(5万円)のみの返済で済むのです。

消費者金融からお金を借りる際には、「少額融資と全額返済」を念頭に置くとよいでしょう。

質屋でお金を借りる際の仕組み&注意点&金利を完全まとめ!【質入れして即金を手に入れる方法】まとめ

質屋でお金を借りるに当たって最大の利点は、審査がないことです。ブランド品など質草に価値があれば、1時間程度でお金を借りられるので、急ぎの方には特におすすめできます。お金を借りても返済の義務はないので、催促や取り立てがないのも魅力でしょう。

しかし、質屋は金利が非常に高いのが難点。利用する際には、出来るだけ早急に完済した方が無難でしょう。古すぎる物品やノーブランド品は、質入れを断られる可能性もあるので、急いでお金を借りたい人には、若干の不安要素が残るもの事実です。

今日中にお金を借りたい人には、消費者金融をおすすめします。質屋と違い多くの会社で無利息期間が設定されているのが、おすすめポイント。無利息期間を上手に活用すれば、利息負担ゼロでお金を借りられるのは、消費者金融の大きな魅力です。

この金融記事を書いた人

築地金融ジャーナル 編集部は、金融の国家資格保有者、専門家が集まっています。記事で取り扱う内容は、主にカードローンやキャッシング・クレジットカードなどの情報であり、日本FP協会が発行するファイナンシャル・プランニング技能士や、日本証券業協会が認定する証券外務員一種など国家資格を保有した編集者が執筆、制作を行います。

その上で、ユーザーの利便性や情報の分かりやすさを最優先し、品質に関するガイドラインを満たした有益な情報として公開しています。
この記事を書いた築地金融ジャーナル 編集部の詳しいプロフィールはこちら

目次