会社案内


<当社の歴史>
東京都中央卸売市場がその発祥の日本橋から芝浦を経て、現在の中央区築地に移転し、昭和10年2月11日に本格的に営業を開始しました。同年6月に当社の前身の東京魚市場株式会社が設立され、その後数社を吸収合併、昭和19年7月には統制会社令によって東京水産統制会社となりました。戦後は東京水産物株式会社に改組され2年後独禁法及び過度経済集中排除法の公布などによって解散、6社に分割されました。昭和23年3月9日、資本金500万円を持って設立された当社は、他の5社とともに前身の業務を継承する中心的な存在として市場の維持発展と業務拡大をめざし、東京卸売市場の中の生鮮加工水産物の卸売業者として昭和23年4月1日本格的にその業務を開始したのです。昭和28年には東京魚類株式会社の営業権を譲受、業務を拡大し、約10年後の昭和38年9月5日には東証第二部上場も行い自他ともに許す水産物卸売会社として順調に発展を続けております。


<卸売業者とは>
出荷者(生産者、出荷団体、輸入業者等)から販売を委託された品物を市場内の卸売場で、セリ、入札などによって仲卸業者や売買参加者に販売する業者(会社)。 その際、水産物卸売業者の報酬となる委託手数料は、条例によって5.5%と決められております。卸売業者が市場で営業するためには、農林水産大臣の許可が必要です。


<中央卸売市場の機能、役割>

「集荷」 日本全国、また世界中から大量、多品種の水産物を集められます。
「公正な価格の形成」 原則セリで取引を行なうことにより、買い手のつけたもっとも高い価格が、その品物の価格となるため、その日の需給を反映した適正かつ公正な価格を迅速につけることが出来ます。
「分荷」 品物を買い易い量、大きさにして、市場に買い出しにくる多くの小売業者等に販売していきます。
「確実な決済」 出荷者と卸売業者、卸売業者と仲卸業者との間での代金の決済が一定のルールのもとに確実にそしてスピーディーに行なわれます。
「衛生の保持」 市場内の衛生検査所における監視指導や検査等により、衛生面から品物をチェックするほか、施設等の衛生管理に努めています。
「情報の提供」 入荷量や卸売価格等の情報を即日公表しています。