マグロ  万葉の昔から食されている鮪、戦前頃はお正月か祝いの時しか召し上がれなかったマグロも今や新鮮な冷凍品と生鮮の国内、また海外の輸入物も非常に増え毎日のお惣菜用として召し上がれるようになりました。
 年末からお正月にかけての状況ですが、生の天然物は現在のところ価格的には昨年より安いものの、全体的に入荷量自体は少ない見込みです。養殖物の脂身は漁獲量も多く価格は比較的安定傾向にあり、お求めやすくなっています。冷凍物は総じて入荷が順調な状況を受け、こちらも手頃になっています。お正月は大いに召し上がっていただきたいと思います。
マグロ写真

プロの目きき味きき

 正月用の冷凍されたマグロについては、ご家庭の冷蔵庫がマイナス40度まで下がらないので、正月用のお買物は出来るだけ年末の終日頃をお選び下さい。生鮮ものについては新しいペーパータオルに包みかえて冷蔵庫に保管して下さい。冷凍庫には入れないで下さい。
(鴨下四郎)

栄養グラフ

赤身 トロ